園だより

2学期が始まって約1ヶ月が過ぎました。残暑が厳しく、運動会の活動も、なかなか屋外で実施することも難しい暑さの中、子ども達は運動会当日に向けて、お家の方にかっこいい姿を見せるんだという気持ちで、楽しみながら活動しています。私（中村）が小学生の頃は、夏休みでも30度前後の日が普通で、30度を超えると暑くて扇風機の前を取り合っていたのを思い出します。しかし、最近は9月になっても35度前後の日が続き、エアコンが必需品になっています。幼稚園のエアコンが、今年の暑さに負けて、ご機嫌斜めになったのは驚きました。

さて、秋季運動会も直前となりました。子ども達は現在、「スポーツの秋」を満喫しつつ、近隣の公園や園庭で、運動会への活動に取り組んでいます。“かけっこ”“全員リレー”“綱引き”“たま入れ”など、幼いながらも負けると悔しいという気持ちを、少しずつ育てています。年長組になると、クラスの団結力も身に付いてきていますので、その日の勝敗についての反省会が、教員がいなくても子ども達だけで行なわれ、勝つための作戦会議が、他のクラスに聞かれないように、毎日のようにクラスで行なわれています。当日は、大きな番狂わせもあるかと思います。勝った喜びと負けた悔しさが、子ども達にとって大きな経験となって、当日までの過程を含めて、良い思い出になってほしいと思っています。また、“お遊戯”は、3つの学年それぞれの年齢の差をはっきり見ることができるプログラムです。年長になりますと、隊形移動も難しいものになって、さすが年長さんといえるお遊戯を見ることができます。是非ご自分のお子様の学年だけでなく、他学年のプログラムも楽しんでいただければと思います。運動会に向けては、数多くのプリントが配布されます。すべてのプリントが大切な内容となっていますので、読み落としの無いよう、そして、ご一緒に来場するご家族の方（祖父母など）もご一読していただきたいと思います。当日は、子ども達の精一杯の頑張りを、楽しみにご覧いただきたいと思います。

運動会が終わると、すぐに“いもほり”があり、「実りの秋」「収穫の秋」を味わいます。子ども達は、高津区坂戸にある畑に行って、さつまいもを掘ってきます。さつまいもは、食べるだけではありません。さつまいものつるを丸く編み上げて、リースを作るクラスなど、お芋を使った様々な表現活動が繰り広げられます。3階のクッキングルームでは、連日のように甘～いおいしそうな匂いが漂ってきて、ついついお部屋の中を覗き込んでしまいます。子ども達が一生懸命掘って、お父さんお母さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら、重いさつまいもを必死になって持ち帰ります。いも掘りの感動が薄まらないうちに、おいしいお料理に変身させてくださいね。幼稚園のクッキング保育を見ていると、さつまいも料理も意外にたくさんあるようです。お子様と一緒にメニューを考えたりクッキングを楽しんでください。

気温の変化が激しくて、我々大人でも体調を整えるのが大変な時期です。ましてや身体の小さな子ども達は、もっと大変ではないかと思います。体調管理は、十分に気をつけていただき、皆さんそれぞれの「○○の秋」を楽しみましょう。