園だより

　今年の冬は、大雪が降ることなく、比較的暖かかった冬でした。私は毎年11月ごろに、車のタイヤを冬タイヤに履き替えるのですが、今シーズンはタイミングを外して夏タイヤのまま。雪の予報が出るとヒヤヒヤしていたのですが、今シーズンは何とかなりそうです。そして３月、早いもので、この園だよりが令和元年度最後のものになってしまいました。少し寂しい感じがします。

　年長組は、あと約３週間で卒園式になります。２～３年間の幼稚園生活の中で、沢山友達をつくっていっぱい遊んで、ケンカもして、でも仲直りもして、嬉しかった事、楽しかった事、辛かった事、悲しかった事など、この時期にしか出来ない経験を、たくさん出来たのではないかと思います。子ども達には、その経験を財産にして、これからもより一層の成長をして欲しいと思っています。保護者にとっては、今まで幼稚園やバス停まで手をつないでいた子どもが、４月からは玄関で「いってきま～す！」になります。ちょっと寂しく、ちょっとうれしく、複雑な心境ですね。そして子どもたちだけではなくお父さん、お母さん方も“パパ友”や“ママ友”が沢山出来たのではないでしょうか？卒園してからもそのネットワークは大切にして頂き、これからも子どもたちを見守っていって欲しいなと思っています。子どもたちもお父さんもお母さんも是非卒園してからも幼稚園に遊びに来て下さい。相談事などもいつでもお受けしますよ。幼稚園はいつまでも皆さんの心の拠り所であり続けます。

　年中・年少組は、４月から１つずつ進級します。子ども達の中にも、少しずつその自覚が芽生えてきているようです。「年長組がいなくなるのは寂しいけど、４月からの幼稚園は僕たち私たちに任せて！」と心の中に秘めているようです。きっと、初めて幼稚園に入ってくる新入園児のお世話もしてくれることと思います。１年間馴れ親しんだお友達や先生とお別れして、新しい部屋、友達、先生はイヤ！と思う子も中にはいることでしょう。でもこれも大切な経験です。幼稚園は社会生活の第一歩です。嫌だな、と思う事も乗り越えて、新しく気の合うお友達と出会ったり、自己主張しながらも人と合わせることを学んだり、クラスのみんなと力を合わせることで一体感を体験したり・・・嫌な事、つらい事も含めて、あと１～２年間たくさんの事を経験して欲しいですね。

　一年間を通して、保護者の皆様には様々なご協力をいただきました。心より感謝いたします。ありがとうございました。また４月には新入園児が沢山入園してきます。幼稚園と保護者の皆様との揺るぎない協力体制が、子どもにとってより良い幼児教育環境が築けると考えています。来年度も子どもたちの絶え間ない笑顔と歓喜に満ち溢れた幼稚園で有り続けたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。