園だより

　今年も残り1ヶ月となりました。日暮れが早くなり、園庭の水銀灯も、16：30くらいに点灯するようにしています。まだこちらでは雪は降っていませんが、北国などから積雪の知らせを聞くと、それだけで震え上がってしまいます。そろそろ、車のタイヤも冬タイヤへの履き替えする時期かなと思っています。でも、子ども達は、さすが「風の子」。園庭に飛び出して走り回っています。

　さて、行事がとても多かった2学期もラストスパートに入りましたが、これからもまだまだ楽しい行事が待ち受けています。

　まずは、遊戯発表会です。合唱・合奏で1回、お遊戯又は劇で1回、合計2回ずつ一人の園児が舞台に上がることになります。合奏では1学期のミニミニ発表会で経験しているので楽器選びも積極的に出来ます。お遊戯や劇ではまず子どもたちに希望を聞きます。でも人数が多すぎたり、足りなかったりする時は子どもたちに相談を持ちかけます。そうすると譲ったり、主張したりしながら上手に役決めが終わります。例え自分の第一希望でなくても良い経験をしているな～と思っていただければと思います。誰にでも変身願望ってあると思いますが、特に園児は日常的にもおままごとの中で“お母さん”になったり“ペット”になったり…。また電車ごっこで“運転手”になったり、戦いごっこで“☆☆レンジャー”になったりが大好きです。子どもたちの日常の遊びを見ていると友達との会話の中ですっかりそれぞれの役になりきっていて、それはとても微笑ましく感じます。ただ、時折ご家庭でのお父さん、お母さんの会話をまねしているような時もあり、ちょっと家庭の中を見ているような時も…。子どもは聞いていないようでしっかり聞いていますね！子どもたちはファンタジーの世界を楽しみながらイメージを膨らませることによって創造力や発想力が豊かになります。劇の中の役決めでも悪者や魔法使い、オオカミや泥棒などの現実にはなれないけど魅力的な役になれる良いチャンスです。とかく我が子は主役になって欲しいと思う保護者が多い世の中ですが、実はそれって大人の考え方で、子どもにとってはすべての役が主役なんです。「この役がやりたい！！」と子どもが選んだ役を見守って頂くのが良いのではないでしょうか。子どもから毎日の発表会へ向けての活動の話を聞きながら、12月2日の当日を楽しみにしていて下さいね。

　幼稚園では、本来であれば暖房は12月からですが、子ども達には、発表会前に風邪をひかせないために、気温が低いときなどは、少々早めですが稼動を始めています。空気清浄器の稼動もしています。家庭では、毎朝の子どもの様子をよく観察して、決して無理に登園させないようお願いします。そして、感染症の予防策の基本は、手洗いとうがいです。各ご家庭でも、欠かさず実施してくださいね。