園だより

7月の園だより

 梅雨のジメジメした気候が続いていますが、子ども達はちょっとした晴れ間を見逃さずに、園庭に飛び出して元気に走り回っています。水たまりでの遊びが大好きな子もいて、衣服の汚れなど気にしないで、とても楽しそうです。保護者の皆様にとっては、お洗濯が……と思われている方々もいらっしゃるかと思いますが、子どもはそれがお仕事です。そして、幼稚園時代にしか出来ない遊びです。大目に見ていただければと思います。

 さて、先日、川崎北部市場水産仲卸協同組合による食育イベントが、年長児を対象に実施されました。当日は、生の魚に触ったり、生きているアニサキスを見て予防方法を教えてもらったり、カツオの解体を目の前で見せてもらったりしました。そして最後は、幼稚園で煮つけたカツオの角煮を給食と一緒に食べて、新鮮な魚のおいしさを味わいました。計画の段階では、初めての事でしたので、子ども達の反応が、「怖がるのではないか」「魚のにおいを嫌がる子がいるのではないか」等々、心配事ばかりでした。しかし、当日の子ども達は、生の魚にも怯むことなく、生きているドジョウの中に手を入れて、「ヌルヌルする~」と、大喜びをする子や、両手でカツオ2尾を持ち上げて、「重くないよ~」とニコニコの子などもいました。いつもクッキング保育で削っている鰹節は、もともとはカツオであることは知っているけれど、どのような過程を経て乾燥する前の切り身になるのか、興味深く見守っていました。カチカチの鰹節と乾燥する前のカツオの切り身を見比べている子もいました。我々教員としては、子ども達の反応にとても驚かされた一日でした。そして、川崎市としても初めてのイベントでしたので、報道機関5社の記者が取材に来園しました。夕方のTVKニュースや翌日以降の新聞記事になり報道されました。園内に新聞記事が掲示してありますので、是非ご覧ください。

 6月の父親参観はいかがでしたでしょうか。幼稚園の頃の子どもは、日々成長し変化します。是非お父さん達にも、成長著しいこの時期の子育てを楽しんで頂けたらと思います。最近では、昔に比べて子育てに参加するお父さんも多くなってきたとはいえ、子どもとの付き合い方が分からないというお父さんも少なくはないと思います。そこで、一つおすすめが、絵本の読み聞かせです。幼稚園の教員やお母さんの女性の声による読み聞かせと、お父さんの男性の声による読み聞かせは、同じ絵本であっても、子ども達にとっては、まったく違う物語として聞くことが出来ます。お母さんが穏やかな読み方をするなら、お父さんは身体をゆすってみたり、低い声を活かして怖がらせてみたりといった刺激を与える読み方はいかがでしょう。そして、もう一つおすすめは、ひざの上に乗せて読んであげることです。将来、絵本の内容は覚えていなくても、ひざの上の感触は大人になっても記憶に残っています。きっと、子どもが中高生や大人になった頃の、仲の良い親子関係の基盤になることでしょう。絵本は、子どもが一人で黙読するものではありません。是非、たくさんの絵本を読んであげてくださいね。

 それでは、夏休みまでの数週間。暑さに負けずに、体調に気を付けながら、幼稚園生活を楽しみましょう。

7月の行事予定
行事予定備考
1市制記念日 休園ひまわり有り
2保育参観(少)
3保育参観(中)
4保育参観(長)
 ↑曜日変更
5ミニミニ発表会
6休園
7休園
8
9誕生会(7,8月)
10年長走り方教室(た・か)
11さ・す
12避難訓練 プール終了ち・ひ
13休園
14休園
15休園 海の日
16
17給食終了
年長走り方教室(ち・ひ)
18午前保育
19終業式 午前保育
20夕涼み会
21休園
22お泊り保育年長のみひまわり休み
23お泊り保育年長のみひまわり休み
24夏休みひまわり
25夏休みひまわり
26夏休みひまわり
27休園
28休園
29夏休みひまわり
30夏休みひまわり
31夏休みひまわり

…プール

  • 少しだけ上手になった?「歌と合奏」を他のクラスの友達に見てもらおうと、ミニミニ発表会を5日(金)にホールで行ないます。当日保護者の参観は出来ませんが、写真屋さん・ビデオ屋さんに撮影を依頼していますので、希望者には後日販売いたします。
  • 物品販売は7月17日(水)までです。8月中の夏期保育中の販売は出来ません。
    2学期は9月2日(月)より再開します。
  • 9月2日(月)は、防災引き取り訓練です。ひまわりはお休みです。全園児、幼稚園へお迎えになります。
    帰りのバス運行もありません。(詳細は後日)
  • 保育料引き落としが、7月5日(金)にあります。
    全園児基本的なものの他に、お泊り保育代8,400円(年長のみ)を加算してください。
    なお、7月は一次引き落しのみです。
  • 7月は手作り弁当の日はありません。
  • 水筒が小さい子がいます。それぞれ水分をとる量などを考慮して、水筒の大きさを調整して下さい。
  • 門扉のセキュリティ解除の園庭側ボタンを、子どもを抱っこして押させている保護者がいます。身長が伸びてきたり、踏み台を用意したりして、無断で解錠してしまう可能性がありますので、ボタンは必ず保護者が押してください。(カードの取り扱いも含む)