食物アレルギー対応について

株式会社 トライ・ドゥ給食センター
学校法人 田園学園
川崎たまがわ幼稚園
宮崎台幼稚園
荏田南幼稚園

 給食の時間は、幼稚園生活の中でも楽しい時間のひとつです。食物アレルギーは、1970年以降の飛躍的な経済発展、そして食生活の欧米化などにより発症する人が増加しました。今では、アレルギー様症状を持つ人の割合は、全年齢層に渡り、男性33%、女性36%との報告もあります。

①アレルゲンの絶対的増加
②免疫応答を過剰に引き起こしやすい体質になった
③生活環境の変化
④食品添加物(食品に含まれる化学物質が原因の一つ)

などの事から、事態は考える以上に深刻です。我々は、これまで以上に人一倍神経を使わなくてはいけません。

 アレルギーとは、ハウスダストなどの細菌等はもちろんのこと、本来無害なものであったとしても、身体に入ると免疫機能が働いて、身体を守ろうとする働きです。その中で、食物アレルギーは、あるものを食べて身体に取り込むと、悪いものではないのに過敏に免疫機能が働き、皮膚炎の発症やアナフィラキシーショックにより命を落とすこともあります。一般的な食物アレルギーの治療方法としては、原因となる食物を排除する方法や、医師の指導の下で少しずつ摂取する方法などが知られています。

食物アレルギーを起こす可能性のある代表的なもの

  • 卵:じん麻疹が他の食物より多く認められる。
  • 牛乳:卵と同じような傾向ですが、卵よりその症状が重い点に特徴があり、ぐったり感が強いようです。
  • 小麦:じん麻疹が最も多く、呼吸器系への症状がそれに続きます。
  • そば・ピーナッツ:小麦と同様。
  • エビ:多様な全身症状を示すようで、呼吸困難、嘔吐、血圧低下など、特徴ある症状を示します。
  • キウイフルーツ:ショック症状が出やすく、重い症状になりやすいのが特徴です。
  • その他にも、大豆やフルーツなど、多くの食材でも認められています。

これらの食物アレルギーに対して、給食センターと学校法人田園学園とで協議をし、次のようにガイドラインを設けました。

学校法人田園学園では、食物アレルギーをもっているお子様が、安心して給食を食べることが出来るよう、原因食材を除去する方法をとっています。詳細については次のようになります。

給食センターでの対応

アレルゲン(原因食材)の範囲とレベル 対応策 説明
アレルゲンが1種類(単体)である場合 希望により原因食材のおかずを除去した給食(部分給食) 原因食材が含まれた食品(おかず)をはずして、給食を作ります。
  • アレルゲンが複数の場合
  • 原材料にアレルゲンが含まれる場合(複数の食材が原因)
手持ち弁当 原材料の場合は、おかずに調理した時には多岐に渡ってしまいます。

尚、除去するものの判断は、保護者が行なって下さい。メニューについては、給食センターホームページや幼稚園から配布される献立表で確認して下さい。代替食品を給食センターから出すことは行いません。

原因食材を除去した給食の具体例としては次の通りです。
【卵アレルギーの場合】

  • ごはん(のりたまふりかけ)→のりたまふりかけの除去
  • サーモンフライ(タルタルソース)→すべて除去、もしくはタルタルソースのみ除去
  • グリーンピース入りスクランブルエッグ→すべて除去
  • ポテトサラダ、マカロニサラダ→マヨネーズ除去

幼稚園からの注意事項(保護者へのお願い)

  • 必ず、医師による検査を受けていただき、原因食材の特定とそのレベルを、把握して下さい。そして、その結果を、クラス担任へ報告して下さい。また、子どもの成長により原因食材が解除になることもあるようなので、定期的な検査をお願いします。尚、給食にて食物アレルギー対応を希望される場合は、医師による診断書を提出していただきます。また、入園前に食物アレルギーの症状があり、現在は対応の必要がない場合も、「対応の必要なし」という医師による診断書の提出を要請することがあります。ご承知おきください。
  • 医師から原因食材の解除の指示がありましたら、その食材については、専門医の指導のもとで、家庭で数回飲食し、症状が出ないことを確認した上で、保護者の判断で、給食の除去食材からはずすことが可能です。クラス担任へ連絡して下さい。
  • 除去するものの判断は、保護者が判断していただきます。献立表等を参考にして、除去するものをクラス担任へ連絡して下さい。
  • 原因食材を除去した給食の場合は、原因食材が入っていないおかず(代替食品)を子どもに持たせて下さい。
  • 原因食材が複数の場合は、手持ち弁当を持たせて下さい。
  • 出来る限りの配慮をしていきますが、誤食・誤配が絶対にないとは言えません。特に、幼児ですので、子ども同士の関係の中で、おかずのやり取りなどをすることがありえます。
  • 原因食材によっては、クッキング保育の際に、原因食材が飛散する可能性がありますので、クッキング保育に参加できない場合があります。例えば、小麦粉を使用したクッキング保育の時は、小麦粉が大気中に舞っている可能性がありますので、小麦アレルギーの子どもは参加できないこともあります。
  • ご相談については、給食センター及び栄養士(宮崎台幼稚園常勤)でも行ないます。しかし、子どもの状態を把握しているのはクラス担任ですので、クラス担任を通してご相談いただければと思います。そして、その情報を、幼稚園・給食センター・栄養士の三者で共有いたします。
  • 幼稚園としても、給食センターと連携して、可能な限りの対応はさせていただきますが、最悪の場合、子どもの命に関わることですので、何卒ご協力の程よろしくお願い致します。