園だより

9月になっても真夏のような気候が続き、秋はどこに行ってしまったのかなと思っていましたが、やっと朝晩は涼しくなってきました。

運動会も直前となりました。子ども達は現在、「スポーツの秋」を満喫しつつ、近隣の公園や園庭で、運動会への活動に取り組んでいます。“かけっこ”“全員リレー”“綱引き”“たま入れ”など、幼いながらも負けると悔しいという気持ちを、少しずつ育てています。年長組になると、クラスの団結力も身に付いてきていますので、その日の勝敗についての反省会が、教員が声をかけなくても子ども達だけで行なわれ、勝つための秘密作戦会議が、他のクラスに聞かれないように、毎日のようにクラスで行なわれています。当日は、大きな番狂わせもあるかと思いますが、勝っても負けてもそれがよい思い出となり、一つの大切な経験となることでしょう。また、“お遊戯”は、3つの学年それぞれの年齢の差がはっきり見ることができるプログラムです。年長になりますと、小学生以上？（小学生ゴメンナサイ！）のお遊戯を見ることができますので、ご自分のお子様の学年だけでなく、他学年のプログラムも楽しんでいただければと思います。運動会に向けては、数多くのプリントが配布されます。すべてのプリントが大切な内容となっていますので、読み落としの無いよう、そして、ご一緒に来場するご家族の方もご一読していただきたいと思います。運動会当日は、宮崎台幼稚園ならではのファミリー運動会を、心ゆくまでお楽しみください。幼稚園児の頃というのは、子育ての中でも一番おもしろくて楽しい時期です。保護者の皆様だけではなく、日頃よりいろいろお世話になっている、おじいさんおばあさん、そして兄姉弟妹の皆さんにも楽しんでいただきたいと思います。

運動会が終わると、すぐに“いもほり”があり、「実りの秋」「収穫の秋」を味わいます。子ども達は、高津区坂戸にある畑に行って、さつまいもを掘ってきます。さつまいもは、食べるだけではありません。さつまいものつるを丸く編み上げてクリスマスリースを作るクラスがあったり、お芋を使った様々な表現活動が繰り広げられます。３階のクッキングルームでは、連日のように甘～いおいしそうな匂いが漂ってきて、ついついお部屋の中を覗き込んでしまいます。ご家庭でも、子ども達が一生懸命掘って、お父さんお母さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら、重いおいもを必死になって持ち帰ります。そのさつまいもを、いも掘りの感動が薄まらないうちに、おいしいお料理に変身させてくださいね。幼稚園のクッキング保育を見ていると、さつまいも料理も意外にたくさんあるようです。お子様と一緒にメニューを考えたりクッキングしたりするのも楽しいと思います。

気温の変化が激しくて、我々大人でも体調を整えるのが大変な時期です。ましてや身体の小さな子ども達は、もっと大変ではないかと思います。体調管理は、十分に気をつけていただき、元気に運動会が迎えられるよう、そして、皆さんそれぞれの「○○の秋」を楽しみましょう。